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もふんもふん十本目! ちょーっとペース落ちたけど十本目到達です。最近海外映画と海外小説によく触れるのですが、その味の濃さにハマってきました。 最近ではケストナーの飛ぶ教室とヴェルヌの十五少年漂流記が最高でした。 ってことで記念すべき十本目はソイレント・グリーンです。 2022年、ニューヨークは地獄のようだった。人口の増加と環境汚染によって、食べ物はロクに手に入らない。牛肉なんてとてもじゃないけど食べられない。 完全に腐りきった世の中で、一部の富豪だけが甘い蜜を吸い、ほとんどの人間は日々の生活に苦しんでいた。 そんな人間たちの救いはソイレント社が配給している「ソイレント・グリーン」だった。 これはプランクトンから作られた合成食品である。これで食料問題に関しては少しの光りが見えたかに思えた。 しかし、ある日ソイレント社の社長が暗殺する。この事件の捜査に乗り出したソーンは、どんどんソイレント・グリーンの秘密に迫っていく。 ソーンはソイレント・グリーンの秘密を知りたがっていた。そして色々な妨害を乗り越え真実に近づく。だが、それより先に同居人の老人ソルが、真実を全て知ってしまう。 真実を知ったソルは絶望し、ホーム(安楽死施設)に行き、自ら死を選んでしまう。ソーンはソルの死を目の前でしっかりと目に留め、ソイレント社の工場に忍び込む。 そこでソーンが見た光景は、人間を加工してソイレント・グリーンを作っているというものだった。 そう、人々が毎日食べて飢えをしのいでいたソイレント・グリーンは人肉から出来ているのだった。 ソーンは、ラストで叫びます。 「ソイレント・グリーンの原料は人肉だ。早く何とかしないと今に食糧生産のために人間を飼うようになるぞ。その前に何とかしなくちゃならない!」 まぁまぁ面白かったです。この映画はかなり評価されていますが、俺的にはいまいち。ストーリーやメッセージ性は良かったのですが、なんか主人公が変でした。どうも好きになれなかった。 登場人物達がみんなボヤけてて、感情移入することが出来なかったんですよ。だから、ストーリーは良いのに、伝わるべきものがガツンとこなかった。あと、途中でストーリーが全部見えちゃったのもそこまで楽しめなかった要素でしょうか。 でも、人間生きるためなら人の肉くらい食べるでしょうね。外国の話ですが雪山で遭難した集団がいて、死んだ人間の肉を食べて生き延びたっていう実話があるくらいですし。 ただ、そうなってしまう可能性は十分にあるぞ! と言われているような気もした。ソイレント・グリーンに似たような世界になる可能性は、確かにありますね。 そして、今の日本と共通する点があります。ソイレント・グリーンも日本も「一部の上の人間達だけが甘い蜜を吸い、大多数の人間は苦しんで、最後には自ら死を選ぶ」ということです。 あ、でも日本はこれからどんどん人が減るから、人口増加で困ることは無さそうですよね! PR |
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舞台は1948年、戦後直後のイタリア。イタリアといえば日独伊三国同盟の中で早々と散った敗戦国です。そんな戦後直後の敗戦国の姿がリアルに描かれています。 |
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もっふんもっふん六本目! 最近とても眠いです。コーヒー沢山飲んでがんばる。 ってことで今回はトゥームレイダーです! 主人公のララ・クロフトは行方不明の父親の部屋から秘宝の鍵を見つけます。ララは父の言葉を思い出し、秘宝の謎を探り出します。 そして鍵を弁護士のところにもっていくと、弁護士の手先の兵士達がララの家に侵入してきます。 激しい戦闘の末、ララは鍵を奪われてしまいます。しかしララは、鍵をとりかえし、秘宝の謎を探る旅に出ます。 ララはジャングルに行き、遺跡で秘宝の謎に迫っていく。 んー。なんか、ストーリーが全然頭に入らなかったです。アクションシーンはカッコ良かったけど、なんかめちゃくちゃゲームっぽいストーリーでした。 RPGでいうなら、主人公がひょんなことから古代の謎を見つけ、細かい理由は気にせずとりあえず旅に出る。そして激しい戦闘をしながら謎に近づいていく。時には人の助けをかりヒントを探り、更に更に真実にたどり着いていく。物語の構成や展開も、ゲーム的で、なんだかストーリーに粗があったというか、いまいち面白みにかけるものでした。 ベタな設定をそのまんまいじらずにそのまま、そこそこうまく描いたように見られました。わっと人を驚く物語がほしかったかなぁ。 |
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もはもは五本目! 今回は北野武の「キッズ・リターン」をレビューするよー! マサルとシンジは落ちこぼれの高校生。カツアゲしたりイジメをしたりイタズラをしたり、そんな生活を過ごしています。 そんなある日、二人はラーメン屋に行きます。そこでヤクザたちに出会うのですが、この出会いはマサルにとって大きなものとなります。 その後マサルは、カツアゲをした人が連れてきたボクサーにあっさりとボコられます。それにショックをうけたマサルはボクサーになることを決め、シンジと二人でジムに入ります。 タバコも酒も止めて真面目にボクシングに打ち込む日々でしたが、ある日自分をボコボコにしたボクサー(このボクサーとは同じジムでした)とスパーリングをすることになります。 しかし、マサルは後ろから蹴飛ばし、体全てを使ってボコボコにしてしまいます。 そしてシンジとスパーリングをするのですが、やる気のないように見えたシンジにあっさりとKOされます。 ここから、二人の人生は別れていきます。 シンジは真面目にボクシングをして力をつけていく。 マサルはラーメン屋で会ったヤクザの仲間になる。 しかし、シンジはジムの先輩にビールを飲まされ痩せるための薬を飲まされていくうちに、減量が出来ずについには試合に負けてしまいます。 そしてマサルはヤクザにボコボコにされてしまいます。 結局シンジはボクシングを、マサルはヤクザをやめ、元の状態に戻っていくわけです。 ただ、二人は何か始めていたわけではなく、むしろこれから、二人の人生は始まっていくのです。 最後の台詞が素晴らしいです。俺達はもう終わっちゃったのかな? いや、まだ何も始まってねーんだよ、と。 これと似たような台詞は、俺が無人島に行くなら必ず持って行くと思っているほどの心の本「スクランブル」にも書いてありました。 だからこういう台詞は大好きです。なにより、この台詞が出るまでのプロセスが非常に大事です。 ストーリー自体は、驚くような展開があるわけじゃないと思います。ただ、物語の描き方が綺麗で素晴らしいと思いました。 成長。葛藤。悩み。挫折。そして回帰。ただ、二人は何も得ずにリターンしたわけではありません。 きっと、素晴らしいものを得たと思いますし、それと同時に色々なものも両手からぽろぽろと落としてしまったかもしれません。 でもそれが人生だと思います。彼らなりに青春という人生に精一杯向かい戦ったはずなんです。 二人はきっと、良い大人になってくれるでしょう。 |
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んでまぁ、とにかくグロいです。見たところ数十リットル、下手したら数百リットルの血糊使ってますよ、アレ。最初から最後までエンドレスで血が流れ、頭は何度ももげますし、言葉にするとおしかりをうけそうな異常的な描写があります。 |
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ほいほい二本目! 今回の映画は「殺人ゲームへの招待」ですっ。これはめちゃくちゃ面白かった! 舞台はニューイングランドの洋館。この館に6人の人間が集められます。 この6人は同じ手紙をもらって集まり、そして何らかの形で政府に関係している人達です。 そして6人を集めた執事のワーズワースとメイドのイビット、調理人を含めた9人は、殺人ゲームへと巻き込まれていきます。 なんといいますか、トリック自体は別に驚く程のものではありません。次々と現れる客人が殺されるのはなかなかスリルのある展開でしたが、客人たち含めて「6人の人間が殺される」という時点で、あぁ多分犯人は全員なんだろうなぁと分かりましたし。 しかしっ。画面にかじりついてしまうような演出が素晴らしかったです。一応これはコメディ・ミステリーらしいですが、確かにコミカルな登場人物達の動きや言葉が面白くて面白くて。 部屋が停電になっている間に一人死ぬ。そして調理人もいつの間にか死んでいた。でも俺達は全員一緒にいたじゃないか! と慌てながらも死体を居間に集める。 そして一人の女がトイレに行っている間に、なんと死んだと思った男がその女を襲っていた。これは異常事態です。しかしその男、次は本当に死んでしまいます。んでまたその男を居間に戻して息がないことを確認したあと、「死体が二体! 異常無し!」という台詞を言うのですが、それには笑いました。 本当にスタイルはガチガチの館ミステリものなんです。「全員行動を共にしているのに人が死ぬ」、「館に起きる殺人事件」、「全員動機アリ」、「秘密の通路」などなど。 でもそれらが全てコミカルに、また面白く描かれていて、ミステリ好きとしても映画好きとしても楽しめました。 登場人物一人一人が個性的で、それもまたストーリーに味をつけていました。 俺は執事のワーズワースが気に入りました。あとはメイドのイビットかなぁ。 そして本作で一番注目すべき点は、なんとエンディングが複数あるということ。見方や考え方によって結末が変わるというのは面白いですね。でも一応真のエンディングみたいなのもあって、ちゃんとスッキリすることができると。 ミステリ自体はベタですが、なんだか「ベタと言われるミステリを作り上げた」ような作品だと思いました。これはマジでオススメ映画! ってことで二本目を終わります。あと九十八本。 |
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はいはいっ! 映画感想ブログ第一回目ですよ! これからは好きな映画は控えて、タメになる映画をバシバシ観てドカドカ良い所を吸収しますっ。 ほいで一回目はセックス・アンド・ザ・シティ。借りてから気づいたけど、なんでしょうこのセレクトは。 でもまぁ、第一回目ですので、なるべく溶け込みやすいように、有名な奴にしてみましたって感じです。 ストーリーは、まぁ女達の生き様というか、恋愛やらファッションやら色々な葛藤とか、そんな感じです。みんな恋愛に一生懸命ですが、結局一番大事なのは男じゃなくて女であり、一生女で居続ける気満々というのがなんかカッコ良かったです。 外国の映画を真面目に観たことなんて数えることしかありません。DVDを借りて観たのは多分始めてです。そしてまず何を思ったかというと、やはり外国人のユニークでしょう。 人を誉める言葉にしても冗談にしても毒舌にしても、いちいち面白く、とてもユーモアを感じる台詞が普通の会話をめちゃくちゃ面白くしています。 その言葉のセンスが、女四人の生き様を語る上で一つのスパイスになっていると思いました。 んで、日本の映画に無くて海外の映画にある「良いモノ」とは何かと考えました。 それは、物語のうまさとか、そういう所よりも「仕草」だと思います。 例えば冒頭で、キャリーとビッグが超豪華な新居を下見にいきます。しかし不動産屋の話によれば、以前この家に住んでいた夫婦は離婚したそうな。 キャリーは「なんでこんな良い家で離婚すんのよ」と不満をあらわにしますが、クローゼットを開けると中はとても汚く殺風景でした。 そこでキャリーは「離婚した理由が分かった」と言いますが、なかなか日本でそういうユーモアのある言葉は聞かないなぁと思いました。 成長、進歩、葛藤の繰り返しで、でも最後にはハッピーエンドが待っている。ここまで面白く物語りを構成させるなんて凄いと思いました。 以上一本目終わり! 残り九十九本! |
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