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むははん二十四本目! ベテラン刑事のサマセットと、若く血の気の荒いミルズは、ある日とある死体現場に向かいます。 死体は、異常なほどに太った男でした。無理矢理食べ続けることを強要され、汚物に体を突っ込んで死んでいる。とてもむごい死に方です。 そして冷蔵庫の裏には「大食い」という文字が書かれてあり、これからの事件を予想される意味深なメッセージも残されていました。 次の死体は弁護士でした。残された文字は強欲。 二人の刑事は調査を進め、犯人はビクターという男だとして、彼の居所に突入します。 しかし、現場にはベッドに締め付けられて廃人と化したビクターがいるだけ。 そのあと二人は、FBIの人間との取引によって一人の男に目星をつけるのですが……。 面白かったです。これは深いですね! なんというか、ここまで人の持つ悪とか憎しみとか、負の感情を七つの大罪を使ってあらわすのは恐怖ですよね。むしろここまでくると、犯人は潔くそしてカッコ良い。素直な人間だとさえ思いました。 人は何かしらの罪を持っているけど、その罪は消えることがないし、罪についていくら語ったところで結局キリがない。でも、それじゃダメなんだ。という気持ちが見えました。 こればかりはどの時代もそうですよね。世の中金が全てなのかとか、罪を犯してもバレなきゃ問題ないのかとか、正直者がバカを見る世の中とか……。 ラストは最高でしたね。最後に残った嫉妬と憤怒という大罪。 これを、あの形で演出するのは死ぬほどシンプルで、呆れるほどに深く悲しいものです。 PR |
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