× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
大学に通いまっとうな人生を送っている男が、自分の生き方に疑問を感じ、ベトナム戦争に志願する……。 そんな彼を通じて、ベトナム戦争の悲劇を伝える映画です。 アメリカ軍はジャングルの中でゲリラと戦う日々。虐殺、差別、いろいろな問題が戦争で浮き上がる。 そして、戦争は超大国アメリカが、アジアの地で敗北するというありえない結果で幕を閉じる。 プラトーンのラストで、主人公は故郷に帰る。しかし、戦争はまだ続いているのです。 大事なのは、戦争の悲劇を伝える事。それは、軍人の義務なのかもしれません。 面白い映画でした! ただの戦争映画っていうわけじゃない。色々な問題が戦争を通じて浮かびがあるのがよかった。 アメリカ軍は仲間のはずなのに、黒人問題があったり、挙げ句のはてには仲間割れをして味方を銃殺する始末。 戦争映画は戦争を伝えるものじゃない。人の醜さを伝えるものです。 どうして戦争がダメなのか。それは、人に感情があるからでしょう。そして感情がある限り、戦争はなくなりません。 PR |
舞台は山形のど田舎の高校。 ある日、吹奏楽部は野球部の試合の応援をするためにバスで遠征する。 しかし、弁当屋が学校に到着するのが遅れてしまう。そして、授業をサボりたいという理由だけで、落ちこぼれクラスの女子生徒たちは弁当を運びに行く。 しかし、途中で弁当を1個勝手に食べるわなんやらで散々。挙句、吹奏楽部は運ばれてきた弁当を食べて食中毒になってしまう。 そうなると、次の試合で吹奏楽部は応援出来なくなり野球部の士気が下がってしまう。 ということで、落ちこぼれの十三人の生徒達は補習をサボりたいがためにピンチヒッターとして演奏を始めるのだが……。 落ちこぼれ達が、ジャスバンドの魅力に目覚める青春物語! 良い映画ですね、これは。 最初は「あと一週間以内に演奏を完璧にする」というストーリーを軸にしていくのかぁ。でも一週間は現実的にもストーリー的にも無理じゃね? と思ってたけど、そこからが良かった。 最初は嫌々やってたみんなも徐々に演奏の魅力にとりつかれ、まとまりが出てくる。そして本番を楽しみにしていたところで、なんと吹奏楽部が食中毒から復活する。 せっかくやる気を出したのにお払い箱。そして物語は一気に飛んで二学期になる。 落ちこぼれが這い上がり、また落ちる。でも一部の人間の努力によってまたみんながまとまる。その展開が良かった。 俺に必要なのは、この映画みたいに「ダメな人間をもっと掘り下げる」ことだと思う。どうも、俺は登場人物を完璧だったり、良い人にしたがる。 でも、大事なのは「自分が生理的に受け付けないようなキャラをとことん書く」ことだと思う。それができれば、色々なものが変ると思います。 |
なげぇ! 二〇〇分なげぇ! ストーリーは、ヴィト少年とマイケルのお話で進みます。 二つのストーリーが交差し、かなり複雑な構成。 子ども自体のヴィト。そして、父としてのヴィト。そして息子のマイケル・コルレオーネ。 コルレオーネファミリーのマフィアとしての熱く、人々の思惑が絡んだ激しい日々。 ファミリーを築くヴィトと、ファミリーを守るマイケルのおはなしです。 凄い映画ですね、やっぱり。 かなり難しいのは確かだし、一回観ただけじゃ完全には理解できないものでしょう。 でも、ここまでストーリーと人間のかかわりや設定を掘り下げた映画で、ほとんど無いんじゃないでしょうか。 物語をちゃんと把握して観れば、とにかく圧倒的。 この映画を観たら、確かに自分の作る作品はあまりにも薄っぺらで、そりゃつまらないですよ。 是非、ゴッドファーザーのプロットを見てみたいですね。 |
ゴールディ・ホーン、あの年であんなに美人なんてすげぇ……。 四人の女学生たちは、最高の親友でした。 しかし卒業してそれぞれの人生を歩みだすと、一瞬で疎遠になってしまいます。 そして数十年経ったある日、シンシアが自殺をしてしまい、シンシアの葬式で三人は再会します。 みんなそれぞれの人生を歩み、幸せを追い求めて生きている。まぁ、色々あれど、楽しい毎日を送っているのです。 しかし、三人の幸せは音を立てて崩れていきます。 なにもかもがうまくいかない。全ては、夫のせいだ。 三人は学生時代のように集まり、復讐劇を始めるのでした……。 面白い! ていうか、ゴールディ・ホーンに惚れた! あの演技は凄い! コミカルな映画で、本当に楽しめました。 展開がちゃんと形にハマってて、うまい具合にまとめられていました。 この映画はオススメだなぁ。 |
はいはい! 大好きなエヴァをレビューしちゃいますよ。 もちろん序と破は映画館で観にいきましたが、今回DVDを借りて改めて鑑賞してレビューでも。 伍号機パイロットして使徒を殲滅したマリの戦いから物語は始まる。かろうじて使徒を殲滅するも五号機は大破。 そのころ日本では、弐号機パイロットのアスカが来日、使徒を殲滅。これで三人のパイロットは集まり、シンジ、レイ、アスカは葛藤しながらも、前に進んでいくように見られる。 そんな中、宇宙から飛来した使徒をエヴァの手で受け止めるというむちゃくちゃな作戦をなんとか成功させるが、エヴァは全て大きなダメージを負う。 一人で何も出来なかったアスカは落ちこんでしまう。レイと、アスカ。そして、ゲンドウもまじわりあい、物語は進んでいく。 その後、レイが提案した食事会に向かって物語は進が、四号機と最強の使徒によって、物語は破滅へ向かう。 いやぁ、面白いですよね。凄いですよね、この映画は。 絶対一回観ただけじゃ分からない。そして、庵野監督の頭の中は本当にイカしてる。 アスカをあそこまでするのもアレだけど、やっぱりあの二つの歌をあの場面で流しちまうってのが、もう趣味悪すぎて大好き。 この圧倒的なスケールの映画をつくるのに、どれだけの時間と想像力が必要なのか。 考えただけで、気が遠いです。 |
この映画は久しぶりドカッと来ました! これはめちゃくちゃ面白かった! 親子二人で生活している、母親のサラと息子のハリー。 サラは毎日チョコを食べながらテレビを観るだけ。ハリーは仕事もせず、恋人と遊んだり友達とクスリをやる日々。 そんなある日、サラがいつも観ているテレビの局から出演依頼が来ます。しかしそれは嘘の電話ですが、サラは気づかない。 そしてサラはダイエットに励もうとするのですが、とある医者に騙されてクスリを投与されます。 ハリーも、クスリを売りさばく毎日でしたが、そんな日常はとあるヘマと裏切りで、破滅に向かう。 恋人も、友達も、母親も、そして自分も、クスリのせいで堕ちていく。 破滅の先には、破滅があるのです。 この映画は面白い! トレインスポッティングを彷彿とされるね。 やっぱり覚醒剤がテーマになってて、誰もがクスリで堕ちていく。良い時は最初だけで、どうでもいいことで堕ちていく。 そして、何よりこの映画の醍醐味は「孤独」です。 テレビ番組を観ている時も孤独。友達とクスリをやっても孤独。クスリでハイになって恋人とヤりまくっても孤独。穏やかな幸せを手に入れたいと思っていても、その幸せをつかむためにはクスリ。 そう、彼らはクスリに支配されてはいるけど、本当は幸せになりたいだけなのです。 愛情とクスリ。この映画を観れば、価値観が変ります。 |
やっほほいインセプションだよ! 主人公のコブは、夢の世界に入っている時に、潜在意識の中に潜り込む、「アイディア」を探りだす企業スパイです。 しかし、彼は妻を亡くし、その才能ゆえに指名手配されてしまいます。 そんな彼に、ある日とても大きな任務が舞い込んで来ます。 そう、それが「インセプション」です。 これは、ゴッツイ映画ですね。マジで。 少なくとも、一回観ただけじゃ「なるほど!!」とは思えない。思ったとしたら、それは理解した気になってるだけでしょう。 メメント以上に面倒くさい脚本だと感じました。ストーリーが何重にも絡んでいて、相当に複雑。 でも、構成事態は複雑だけで、お話そのものはまっすぐ突撃! って感じはありますね。 「ストーリー」と「状況」と「展開」の三つに分けるとしたら、よくもあのストーリーを状況と展開であそこまで面白くしたなぁと感動します。 夢と現実の狭間というは複雑だけで、そこがこの映画の鍵。これは凄い映画でしたね。 |
狭い部屋で、十二人の陪審員たちの暑く熱い討論が、始まります。 十七歳の起こした事件は、どう考えても有罪です。しかし、一人の陪審員が「無罪」を訴えます。最初は全員が無罪に真っ向否定。 しかし、一人の陪審員は的確に、現実的に、そして細かい所まで追求し、どんどん討論の結果を無罪に向かわせていきます。 なぜ「無罪」なのか。そして、どうしてそこまで無罪という可能性を追求するのか。 色々と考えさせられる映画です。 この映画はすごかったですね! なによりカメラワークがマジですげぇ。 で、討論している雰囲気がこっちまでグワーっと迫り来る迫力もそうだし、話し合うだけの映画なのに、どうしてこんなに圧倒的なのか。 十二人の個性の強さもそうだけど、やっぱり「無罪」を追い求める姿勢が、なんか監督のメッセージみたいなものを感じました。 |
今回はあの有名な「ミツバチのささやき」です。 スペイン内戦後の小さな村に、とある映画がやってきます。 娯楽なんてない村の人たちは大騒ぎ。映画は「フランケンシュタイン」 すっかりフランケンシュタインにみせられたアナは、フランケンシュタインを探すたびに出ます。 子供たちの純粋な笑顔、言葉、そしてささやき。大人たちには全く理解できな二つの世界が、この映画には存在していると思います。 頭にズカンと入り込む映画じゃなかったけど、これはじわじわきますね。 一度観ただけじゃ、満足できないような映画。何度も観て、子供たちの行動とか、いろんなことをゆっくりと理解していくものだと思う。 素晴らしいほどの違和感と、圧倒的なほどに地味な展開。 でも、その中にはきっと深い監督の訴えがあるんだと思います。 もう少し、こういう映画を理解出来るようにならないと、ダメだと思う。 |
余命半年と言われた少年の、始めての大冒険。 主人公のピートは、余命あとわずかです。そんなピートは落ち込むことなく明るく生きている少年で、昆虫が大好きです。 そして、死ぬ前に青い蝶をどうしても見たい。ということで、有名な昆虫学者に、一緒に青い蝶を探してくれと頼み込みます。 学者は断りますが、やがて彼の熱意に負け、一緒に深いジャングルへと旅立ちます。 さて、余命わずかの少年と、子ども嫌いの昆虫学者の、青い蝶を探す旅が始まります。 面白かったです。ていうかこれ、実話をもとにして作ったらしいですね。 とても純粋で、分かりやすい映画という印象。誰でも楽しめるみたいな。 まぁ、後半でちょいアドベンチャー色が強くなりすぎた所もありますが、素直に心が洗われるような作品だと思いました。 落ち込んでる時に観たい映画かな。ただ、虫が嫌いな人は見ない方がいいかも。カマキリの顔がアップで写ったりするから。 |