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【2025/07/10 04:29 】 |
二十本目「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」


うはうは二十本目!
ちょいとペース落ちてやっとこさ二十本目。
この映画面白いですよー。ヒロインのエミリー・ブラウニングが可愛いです! でも大人になった今は、なんかちょっとアレになっちゃったね!

ボードレール家のヴァイオレット、クラウス、サニーの三人は砂浜で遊んでいるとき、家が火事になって両親が死んだとの知らせを受けます。
そして身元引受人となる遠い親戚の家に預けられるのですが、後見人のオラフ伯爵はとんでもない悪人で、邪魔な子どもたちを殺してしまおうとします。
しかし、ヴァイオレットは目の前にあるどんなゴミでも便利な道具として使えますし、クラウスは本の虫ですから頭がまわる、サニー(赤ちゃんです)はなんにでもかみつく。
この三人はそれぞれの役割をこなし、オラフ伯爵の手から逃れます。
そして三人は次々と後見人の家に行くのですが、どこにでもオラフ伯爵は変そうして三人の前に現れ、あの手この手を使い三人を襲ってきます。
しかし、三人はどんな状況になっても諦めず、力を合わせて生き延びます。
どれも不幸な出来事でしたが、ヴァイオレットもクラウスもサニーも諦めず、前を向いて歩き出します。
そう、人生は続くんです。

面白かったです! これは純粋に楽しめる冒険映画のようで青春映画のようで、とても楽しめました。
雰囲気的にはハリーポッターとか、そこらへんに似てるのかな。良い意味でアメリカチックな感じもしました。
物語は「両親がいなくなり子どもだけになるが、力を合わせて生き延びる」というベタなもんですが、そこにオラフ伯爵というどこまでも追ってくる悪役がいて、これも王道ですが、オラフによって物語が動くのです。
登場人物達もみんな味があって良かったです。語り手である作者の言葉も、なんか良かったなぁ。
ただ、そつなくまとめたかなって感じはあります。最後は綺麗に終わったけど、全体的に深さがなかったというか、もうちっと葛藤があったほうがよりラストは感動できたかも。

で、この映画ですが、エンディングがヤバイです。アニメーションなのですが、スタッフロールの部分が、もう、もうね!
こんなにエンディングからスタッフロールまでこだわった映画は観たことありません。最後のあれは映像作品として最高でしょう。

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【2010/06/20 22:49 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
十九本目「トト・ザ・ヒーロー」



もほもほ十九本目! この映画はいまいちわかんなかった!

物語はとある老人の回想で始まります。
老人は生まれてすぐ、病院が火事になり、そのどさくさにまぎれて隣の家の人に持って行かれてしまいます。つまり、すりかえられたのです。
そのせいで幸せな人生を奪われてしまったと思い込んでいます。
子どものころは、隣の家のアレフレッドは立派なおもちゃで遊んでいるしいじめてくるし、散々な目に合います。しかもアレフレッドの家の依頼で空に飛び立ったパイロットの父親は戻ってこない。
老人トマが唯一信頼していたのは姉のアリスだけ。
そして二人は、なんとアレフレッドの家を放火してしまうのです。それだけじゃなくアレフレッドの店で万引きするなどやりたい放題。
青年になったトマは、偶然アリスに似た女を見つけ付き合うようになります。しかし、その女はなんとアレフレッドの妻であることがわかります。
そして実業家になったアレフレッドは、なんと殺し屋に暗殺されているという噂を聞きます。
殺し屋より先にアレフレッドを殺すため、老人トマは拳銃を手に持ちます。

なんか古すぎて独特すぎて、ピンとこなかったです。ストーリーは追えるし理解できるのですが、どこがどう面白いのか自分にはいまいちわからなかった。
なんていうか、これはもっと年をとらないと分からない映画だと思いました。
物語の面白さもそうですが、人生をある程度生きて、ある意味で何かをさとってしまった人の後悔、憎しみ、他人を羨む気持ちを理解できないと、分からないような。
物語は頭に入ってるけど、「なるほど」と思えないというのが、また味があり深いと思いました。
10年後くらいにみたら、感想は変わるのでしょうか。
 


 

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【2010/06/20 22:36 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
十八本目「レザボア・ドッグス」


むはむは十八本目!
ペースが落ちてきてるけど、またしばらくは映画を観る時間つくれそうなので、これからはなるべくハイスピードで観たいですね。

犯罪をするために集められた六人が、オレンジなどの色を使ったコードネームで呼び合い、宝石店への強盗を計画した。
しかし警察は、事前にこの宝石店に強盗が入る事を予測しており、意表をつかれた強盗集団のうちの二人はアジトに逃げる。一人は重傷で、早く病院に行かないと死んでしまう。
ミスターピンクはこの中に犯人がいると言い出します。言い争うメンバー。そして殺人にくるっているメンバーの一人が警察を連れてきて人質にします。
そのうちメンバーの一人は仲間に殺され、いよいよ犯罪集団は苛立ち殺気めいてきます。

なかなか面白かったです。緊迫するシーンや、それぞれの登場人物にあてた回想も味がありました。
ただ、犯罪映画としてはどこか物足りないというか、ほとんどが語りというか、どこかピンとこないものがありました。
面白いことは面白いのですが、だいたいずっとアジトでのシーンが多いので、もっとドタバタがあった方がエンタメとして考えると面白いかもしれません。ただ、これをエンタメと捉えるのはお門違いですね。
深く考えれば考えるほど味が濃くなる映画だと思いました。二度観れば、もっと面白くなるかも。

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【2010/06/18 00:49 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
十七本目「ガタカ」


のはのは十七本目! これは面白い!
夢を目指す人間というのを、こういう風に描くのかと、勉強になりました。

この時代は、子どもを産む前に適正検査をして遺伝子を操作して生まれた適正者と、現実のように普通に生まれた子供を失格とみなす世の中です。
遺伝子操作をして生まれたこどもは当然優秀で、自然に生まれた人間は能力が低いとみなされます。
つまり、どんなに自然に生まれた人間がとても優秀であっても、遺伝子操作をされた人間より下に見られるという、理不尽なセカイです。
主人公のビンセントは、適正者中でもエリートしかなることが出来ない宇宙飛行士になることを夢見ています。しかし遺伝子操作で生まれた兄と違い、ビンセントはダメな人間のレッテルを貼られているし、この世界で失格とみなされているビンセントは掃除の仕事がやっとです。
そんなある日、ビンセントは元水泳の金メダル候補であるジェロームの生体IDを買い取り、ジェロームになりすまし、念願である宇宙局の「ガタカ」に入ります。
そしてビンセントは、努力の結果がむくわれ、探査船の乗組員に選ばれます。しかし、その直後に上司が殺され、落ちていた睫毛のせいで正体がバレそうになります。
その後、ビンセントはアイリーンという女は兄に怪しまれますが、それでも正体を隠し続けます。
ビンセントは正体を隠しきり、宇宙に行く夢を叶えられるのでしょうか。

面白かったです。
結果的にビンセントは宇宙へ行く事が出来るのですが、最後に「今は地球を離れることが悲しい」みたいなこと言ってましたよね。あれ、悲しいじゃなかったっけ。まぁいいや。
とにかく、そのまとめが良かったです。これで「やったよ宇宙に行けるよキャッホー!」で終わるよりも、地球に未練を残すというのが、うまいなぁと思いました。
とても簡単に言えば、「夢を目指してがむしゃらに、正体を隠してでも努力する」というありきたちな一本の線の上で物語りが進むのですが、遺伝子操作をする近未来的な設定。遺伝子操作による差別という設定。正体を隠しながら生きること。そして、ジェロームとの繋がり。
そういうものがとても生かされていて面白いです。勉強になります。
あと、実は宇宙局で働いていたビンセントの父親が良いですね。ビンセントは何年も家に帰ってなかったのですが、宇宙に出発する前の血液検査の担当が父なんです。そこで父はビンセントの正体に気づくのです。
でも、父は正体を知っても、ビンセントを宇宙へ送り出します。あれ、すげぇ感動した。

夢を目指す者の物語だけで終わらないストーリー。これは名作ですね。

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【2010/06/13 01:54 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
十六本目「時計じかけのオレンジ」



もほもほ十五本目! この映画は色んな意味ですごいよ~。

アレックスをリーダーとする四人のグループは、毎日やりたい放題の生活をしていました。暴力や強姦などなんでもやる、イカれた集団です。
そしてアレックスたちは、ホームレスのじいさんをリンチします。働くアテのないじいさん共には価値がないと言わんばかりに。
そして他のグループが女を強姦しようとしている所にまでアレックスたちは集まり、そのグループをめったうちにします。
盗んだ車で逃げ出し、お金持ちの家に行き、その家にいた作家夫婦の女を強姦します。
次の日学校をサボったアレックスは、店で知り合った女とセックスをする。そんなイカれた日々。しかしある日先生が家に来てしまいます。でも、アレックスはとぼけるばかり。親は呆れてる。でもアレックスは自分の生活を変えようとしない。
ある日、リーダーといざこがおきます。険悪な雰囲気。それでも四人は金持ちの家にしのびこみます。
アレックス一人がしのびこみ家にいた女を撲殺し、玄関から出ると、なんと仲間に思い切り殴られその場に倒れ込んでしまいます。まさかの裏切りにアレックスは絶望のまま警察につかまり、十四年の刑を受けます。
収監されてから二年後、牧師と仲良くなるように接していたアレックスは視察に来た内務大臣に気に入られ、ルドヴィコ療法というものの実権体になります。
この療法は、残酷な暴力描写のある映画を見せまくるというものです。しかもまばたきをしないで映画を観なければなりません。吐き気などに耐えるアレックス。そして、映像に使われているのは彼が好きな第九でした。
治療は成功し、アレックスは暴力をすることが出来ない人間として生まれ変わります。
しかし家に帰ると、なんと見知らぬ男がいました。家族はその男と親子同然に暮し、アレックスの部屋もその男に使われていました。その男に過去の犯罪を非難されアレックスは家から出ます。
その後は散々です。昔の仲間にリンチされてしまうのですから。その後に行った、あの作家の家で彼は悲劇にあいます。
ワインに薬物を入れられ、眠ってしまい、起きた時には、階下からあの第九が聞こえてくるのです。たまらずアレックスは窓から身を投げます。

ちと、あらすじを書くのが粗くなりました。この話を短くわかりやすく書くのは難しい……。
面白い映画ではありましたし、めちゃくちゃ斬新な映画でした。これはなんていうか、言葉でなんて説明したらいいか分からない。
でも、「セカイに対する目」というのは感じられましたね。冒頭でアレックスの目がアップでうつりますが、あれは世間に対しての、色々な感情がまざった目なのかもしれません。
暴力描写も、かなり風刺的だと思いました。圧倒的な暴力で暴力を描く。そして間違った治療をうけ、時計じかけのオレンジのような体になったアレックス。
この映画、時代を超えても通用する映画だと思いました。これは深いです。

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【2010/06/11 02:35 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
十五本目「アウトサイダー」


もほもほ十五本目! この映画は面白いぞー!
こういうカッコ良いワルは本当のワルだしカッコいいと思います。とことん走り続けるこの映画の登場人物たちの姿は、調子こいて騒ぎだてる事が不良でカッコいいと勘違いしてるレベル低い日本の不良ぶってる高校生に見せてやりたいですね!
アウトサイダーの登場人物たちは”ぶってない”んです。自分に正直です。

舞台はオクラホマ。ここでは貧乏な若者が集まっている「グリース」と、金持ちの若者が集まっている「ソリッシュ」という団体が対立しています。
ポニーボーイは両親を失い兄と暮し、ジョニーは両親が嫌い。そしてダラスは施設帰り。この三人はドライブシアターに行き、そこでダラスはチェリーという女にからみます。チェリーはダラスを嫌いますが、ポニーボーイとジョニーには好意を持ちます。
しかし、チェリーはソリッシュの仲間でした。帰りにチェリーの仲間に会い喧嘩になりそうになりますが、チェリーのおかげでなんとか喧嘩にはなりませんでした。
しかし、そのあとポニーボーイとジョニーは公園でソリッシュのメンバーとはちあわせてしまいリンチにあいます。そしてポニーボーイは噴水の水に顔を突っ込まれ危険な目にあうのですが、助けようとしたジョニーがソリッシュのボブを殺してしまいます。
二人はダラスに助けをもとめ、ダラスの助言通りに教会へ逃げ込みます。二人は教会でしばらく隠れて過ごします。そしてダラスが迎えに来て車でふらふらしていると、なんと教会が火事になっています。教会にはたくさんの子どもたちがいました。
三人は燃える教会の中に突っ込んでいき、子どもたちを助けますが、ジョニーは重傷を負います。
ジョニーは病院にはこばれ死にたくないと嘆く。そして、グリースとソリッシュの決闘の日は近づいていました。
しかし、ソリッシュのランディは、三人が火事の中に突撃して子どもたちを全員無事に助けて英雄になっていることに、戸惑いを隠せません。そしてポニーボーイと本音を語り合います。
そして決闘当日が訪れます。武器はなし。あるとすればそれは素手だけ。まだ病院にいるはずのダラスも駆けつけてグリースとソリッシュの決闘が始まります。
そしてグリースはソリッシュに勝利します。
ですが、ジョニーはその後死んでしまいます。ただ、ジョニーは火事から子どもたちを助けたことは後悔していない。
ダラスは戸惑い、はずみで強盗をして逃げてしまい警察に射殺されます。
そしてポニーボーイは、ジョニーからの手紙を読みます。
ステイゴールド。黄金の日。この言葉がアウトサイダーの全てです。

面白かったです! つーかマジでカッコ良い! これはシビれますね。
決闘のシーンは最高でした。日本でこんなにカッコ良い喧嘩のシーンは見た事ないですよっ。アウトサイダーを見たら、いかに日本の映画やドラマの喧嘩や暴力シーンがしょぼくてあさはかなのか分かります。
そして、登場人物はみなワルだけど性格は良いと思います。ポニーボーイはそもそも不良系じゃないしジョニーは弱気。完全なワルはダラスくらい。兄たちだって、家に遅く帰ってきたポニーボーイを殴りますが、火事から無事に帰ってきたあとは、兄弟三人抱き合います。
友達を助けるためにやむをえずボブを殺したジョニー。居場所がないポニーボーイとジョニー。空回りするダラス。そしてチェリーという女。なによりグリースとソリッシュの対立。そして、色あせる日々。
全てが素晴らしいです。これは不良映画ではなく、とても純粋すぎる青春だと思いました。みんなやってることは決して純粋ではないけど、でもやっぱり純粋。
黄金の日は色あせません。ただ、大人になったら色あせてしまうかもしれません。
やっぱり青春モノは、どんな小説でも映画でも、みんな必死に生きてます。誰かが死んでしまっても、頑張ってるんです。
ただ、最近の世の中でここまで頑張ってる人って、いるでしょうか。

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【2010/06/07 01:30 】 | 未選択 | コメント(1) | トラックバック()
十四本目「SMOKE」


わっしょいわっしょい十四本目! なかなか変わった作品でしたよっ。

10年以上も同じ場所でカメラ撮影を続けているタバコ屋の店主。妻を失ってから全く小説を書けていない作家。その作家を助けた少年。この三人が中心となって物語は進みますが、タバコ屋にたむろする街の人達との物語です。
作家は少年に助けられ、どうしてもお礼をしたいといいます。そしてレモネードをおごり、自分の家に泊ってもいいと言います。
少年は数日後作家の家を訪ねます。しかし、二日泊ると家を出て行きます。
少年は父親を捜していました。実は父親は昔に蒸発して母は死んでしまっているのです。そして少年は手がかりをもとに父が経営しているガソリンスタンドにいきます。しかし、父は少年の顔など覚えていません。
少年は父のもとで働き、作家の家でお世話になりながら日々を過ごします。
しかし、少年はお金を盗んで、お金の持ち主から逃げていました。それを作家にバレてしまい、また雇ってもらった店でミスをしてしまいます。そして少年を追いかけてきた人たちにも見つかり、少年は追い込まれていきます。それでも少年は、バイト先の店に、ミス(店のお金を濡らしてしまいます)した分のお金を全部返します。父に自分の正体もバラします。
そして最後に、作家はタバコ屋の店主にとあるクリスマスの話を聞かせてもらいます。

うーん。うまくあらすじ書けなかった! 物語は地味というか、結構淡々としています。うまく説明出来ないものがたり。
決まった一本の道となるストーリーがなくて、最初のタバコ屋のシーンでは「これ映画か?」とすら思ってしまいました。それくらいに、会話が中心となっている映画で、物語よりも登場人物の会話から色々な思想や悩みが生み出され、それを見て感じて楽しむというものなのかなぁと思いました。
でも、少年は良い味出てました。父親との喧嘩のシーンは圧巻です!

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【2010/06/07 01:06 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
十三本目「さよなら、僕らの夏」


もっふーん十三本目! これチョー名作! マジで面白いっ。
こういう映画大好きです。あと、「青春モノ」の素晴らしさ、面白さがわかりました。これはすんごい参考になる素晴らしい映画ですよっ。んでミリー役のカーリー・シュローダーが可愛い。しかも俺と同い年だよっ。
あと、多分これは「欠落」しかない物語だと思います。

サムは、毎日ジョージという男にいじめられています。顔を殴られ傷がどんどん増えていきます。しかし、サムには見方がいました。
いじめられても励ましてくれるガールフレンドのミリー。そして兄のロッキー。弟のサムが心配なロッキーは、友達のクライドとマーティと一緒に、ジョージへの復讐を企てます。
サムたちは、まず電話でジョージを土曜日遊びに誘います。ジョージは喜んで誘いを受けますが、ロッキーたちの計画は「山奥へボートを漕ぎにいき、ジョージを裸にして川へ落とし、裸で家に帰らせる」ということでした。
そして当日、サムとロッキーとクライドとマーティと、サムのガールフレンドのミリーとジョージとたちは山奥へ出かけます。
そして山を下りて川へ行く間に、ジョージの良い所が見えてきます。それでみんなは動揺してしまい、ジョージは良い奴だと思い直して計画を中止します。しかし、マーティは中止するがありません。
しかし、ジョージは年上たちがいなくなると暴言を吐き出します。それにタバコを吸ったことないのに吸ったことある。というような嘘を吐きまくり、人を不愉快にする言葉や態度が増えていきます。
いざボートで川をこぎ出すと、ジョージのせいで空気は悪くなる一方です。
そしてみんなは「真実ゲーム」を始めます。「真実」か「挑戦」のどちらかを選び、真実なら聞かれたことには必ず答えてはいけない。挑戦なら、言われたことを必ずやらなきゃいけません。
この真実ゲームは盛り上がり、殺伐としていた空気は一気に明るくなります。しかし、ジョージの人としておかしい発言で場の空気は冷め喧嘩になります。そしてジョージにつかみかかろうとしたマーティはみんなにとめられますが、はずみでロッキーがジョージを川に落としてしまいます。
泳げないジョージは、溺れて死んでしまいます。
途方にくれるみんなは、ジョージを穴に埋めて家に帰ります。マーティは隠し続けることを望みますが、みんなは結局警察に全てをバラしてしまいます。マーティだけ、一人で逃げ出しました。
ジョージのカメラには、ジョージの言葉が残されていました……。

って感じです! いやぁ、これは面白い。つーかジョージがめちゃくちゃウザイ。まさにジャイアンです。暴力と暴言ばかり。女の子には嫌がらせ。人を苛立たせることばかり言う。空気読めない。最低です。見ていて「さっさとみんな計画通り川から落とせよ」と思うほどにうざいです。
しかし、この映画のキモは「ジョージって結構良い奴?」と思うところですよね。100パーセント悪いやつじゃない。優しさも見せる。しかし、結局はやっぱり「ムカツク最低なやつ」なんです。
マーティの死んだ父親をバカにするような言葉を何度も何度も絶叫します。そんなことを言えば、誰でも怒ります。川から落とされてもしょうがないです。
でも、ジョージは溺れて死んでしまいます。さすがに溺れたジョージをみんな助けようとしますが、死んでしまう。どうしようもなく、ジョージを穴に埋めて家に帰る。
当然誰にも言う事はできません。仲間だけの秘密にするしかない。しかし、みんなはやっぱり警察に全てを言ってしまう。マーティはラストで強盗をして金を奪い、遠くへ逃げます。

なんていうか、若いね。若いです。みんな未熟ですし、そして残酷です。
俺の書こうとしている青春小説の良いお手本になりました。この映画はマジでオススメ。絶対見るべきです。

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【2010/06/04 03:25 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
十二本目「17歳の処方箋」


もふふん十二本目! あぁ明日も学校だイヤだな~
この作品はそこそこ面白かったです!

金持ちの家に暮すイグビーですが、母親はヒステリーで教育ママでちょっとぶっ飛んでいる。父親は40代のころ、プレッシャーに耐えきれず精神病になってしまう。
兄はエリートだが、自分はエリートとはほど遠い。イグビーはそんな生活が窮屈でしかたありません。
ある日、トラブルで私立高校を退学になり、母親に根性を叩きこむ意味をこめて士官学校に入れられますが、ドラッグをやって退学になります。
行き場を失ったイグビーは、名付け親のDHのところで一ヶ月間働く事になります。そのためにニューヨークへ行ったイグビーは、スーキーという彼女やDHの知り合いたちと自由を満喫します。
しかし、スーキーは兄と仲良くなってしまいます。まだ若いイグビーは、とてもじゃないけど兄からスーキーを奪える気はしません。
何もやりたいことがなく、何もうまくいかない苛立ち。イグビーの悩みは増えるばかり。
そんなある日、母親が死んでしまい、物語は終わりをむかえます。

いいですね! まさに17歳ですよ! 母親は「殺したくなる親」のイメージ像そのまま、父は精神病、兄はエリート。でも自分は役立たず。でもそれは別にイグビーが悪いわけじゃありません。人一倍難しい立場にいるだけです。だからこそ生まれる苛立ちや悩み、葛藤。それがとてもうまく描かれていました。
彼女ともうまくいかず兄に奪われるなんて、死ぬほどの屈辱です。でもイグビーは完全にドロップアウトはしません。イグビーの良い所は、「何とかしたい」という気持ちを持ち続け、無鉄砲でも突っ走り歩みをやめないところです。だからこそ、まわりもイグビーを心から見放さない。
最後はなかなか味があって面白かったです。この兄弟、なかなか深いですよ。

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【2010/05/31 23:22 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
十一本目「いまを生きる」


やっほう十一本目! この映画は面白かったな~。

舞台は、全寮制の超エリート高校です。エリートとというくらいですから、とても校則が厳しく勉強も難しく、生徒達はとても窮屈な生活をしています。
そんなある日、新しく赴任してきたキーティング先生と出会います。
キーティングは、生徒に教科書に書いてある文章をくだらないと言い、くだらない文章が書かれているところを破らせたり、詩の授業なのにスポーツを取り入れたり、奇抜な授業を行います。
生徒達は、最初のうちは戸惑いましたが、すぐにキーティングを慕い始めます。
そして生徒達は、死せる詩人の会というものを結成します。この死せる詩人会というのはキーティングが昔作った会でした。
みんなは洞窟にこもり、自由に語りあい、何者にもしばられない思想を披露していきます。
そしてノックスはクリスという女に惚れ、恋を成就させるために扮装し、ニールは芝居にのめりこみます。
ニールは演劇の世界に行こうとしますが、父親に猛反対されてしまいます。
そしてニールは、演劇を無事に成功させたあと、拳銃で自殺してしまいます。

面白かったです! 物語自体は、特に突拍子のない設定はないですし、斬新な展開や驚くような要素もとくにありません。
タイトルの「いまを生きる」というように、「いま」というリアルを書ききった作品だと思います。なにも驚くようなストーリーや非現実的な設定がないと面白い話にならないという訳じゃありません。
この作品は、現実をリアルに描いたうえで、青春や生きるということ、縛られない自由な思想という、世界中のの若者が抱いていることを綺麗に描いてくれました。
外国の作品ではあるけれど、考えていることは万国共通なのでは、と思いました。
エリート高校に入ったのに、勉強とは無縁の演劇という夢を持っているニールが、大人たちの反対や学校の窮屈なやり方と考えに絶望して死を選らんでしまうのは、この作品の全てを物語っていますよね。
つまり、いまを生きるの一言に尽きるけど、大人達が生きるということを許してくれない。自分達に残された道は「死」というものしかない。絶望するしかない。でも、死ぬわけにはいかない。そういうメッセージを感じました。
だからこそ、キーティングのような先生は大切なのです。
ラストで、生徒達が机の上に立ち、キーティングを見下ろして(違う角度から物事を見つめるということ)、校長に降りろと言われてもやめず、机の上でキーティングを見送ったシーンは感動しました。
しかし、学校はキーティングをクビにしました。
さて、学校はこれからも考えを変えずに子どもを腐らせ、世の中を腐らせる子どもを育てるのか、考えを改めるのか、どちらでしょうか? 多分、後者でしょう。

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【2010/05/30 23:36 】 | 未選択 | コメント(0) | トラックバック()
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