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はいはい六十本目! 日航ジャンボ機墜落事故を題材にした映画です。 北関東新聞社に所属する記者の悠木は、登山をするための会に所属しています。 彼は知り合いと一緒に山へのぼる予定だったのですが、とつぜん「ジャンボ機が墜落した」というニュースが入ります。 そして、なんと「日航全権悠木」を命じられてしまいます。 この世紀の大事件を調査、報道するために、悠木は慣れない大仕事に悪戦苦闘しながらも、誠実に新聞を作ろうとします。練馬に落ちていないことを願いながら。 悠木の信頼する佐山や、イヤな部長との戦い。いろいろな人間関係と、記者としての心を揺れ動かしながら、悠木はジャンボ機墜落事故の調査を続けます。 まるで、興奮状態が麻痺するほどに。 かなり面白かったですね。この事件の時俺は生まれてなかったけど、よくわかりました。 ちょっと登場人物が多すぎて頭を整理するのに困ったけど、とにかく楽しく観ることが出来ました。 なにより悠木の強い姿勢が揺るぎないほどに最後まで描かれていたのに、ラストで諦めそうになるあのシーンは、なんか泣けるなぁ。 個人的には佐山が好き。境雅人は演技うめぇなぁ。 新聞社という題材でここまで描けるのかと、しみじみ思いました。 PR |
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これはかーなり面白いよ! ドンときました! ヴァイオレットはソングライターになる夢を抱いて、田舎からニューヨークに出ます。 そしてお金を稼ぐために、女のバーテンダーが踊り狂う過激な「コヨーテ・アグリー」というバーで働きます。 バーでは喧嘩をする人がいれば酒を飲んで暴れまくる人はいるわ、ダンスは過激で激しくもはや無法地帯。ヴァイオレットは戸惑いますが、次第に適応し、踊りと歌の素晴らしさを知っていきます。 しかし、肝心のソングライターの活動はかんばしくない。彼女は人前で歌えない欠点があり、どうも尻込みしてしまう。 知りあった彼のコネでもらったチャンスもふいにしてしまう。 そんなある日、ヴァイオレットの父が事故にあってしまいます……。 いやぁ、面白かったです! これは傑作だね! 登場人物全員が本当に良い人! 悪人がいない映画ってのは観てて気持ちいいよね。 健気に頑張るヴァイオレットは好感を持てるし、バーの仲間もちょっと飛んでるけど優しくていい人達。 特にお父さんのキャラが抜群でしたね。あんな人がいたら面白いだろうなぁ。 物語は、夢を目指して都会に出て、新しいモノに出会い、自分が変っていくという王道もの。恋愛もしっかりのっかっている。 これは観ておきたい映画ですね。演出もなかなか面白味があります。 |
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はいはい。58本目。 二人の男と一人の女が、ある日目がさめると密室に閉じ込められていました。 記憶は失われている。なにも思い出せない。部屋には扉なんてない。あるのは、箱が一つと水だけ。 三人は徐々に過去の記憶が蘇っていきます。そして謎の箱を手でなでると、いろんな文字が浮かび上がっていく。 そして、箱以外にこの部屋にあるのは、水とナイフとハンマーだということに気がつきます。 この三つの道具と三人の過去は繋がっていて、密室に閉じ込められた原因なのです。 うーん。なんか、イマイチ。 水とハンマーとナイフが過去に三人が犯した罪の武器だったってのは、まぁ良いと思う。 でもなーんか、箱にこだわりすぎというか、なんというか……。 密室モノとしては良かったと思うけど、あとひとつドカンとしたものがあればよかった。 会話ばかりで、内容だけだと30分くらいで終わるんじゃないかな、コレ。 |
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なんじゃこの映画はーっ。 ってことでワイルドアットハート。なんかこれ、世界的に色んな意味で評判良くて、北野武も評価してるらしいですね。 でも、なんだかイマイチ俺には合わなかった。 セイラーは、恋人のルーラの母親から恨まれています。そのせいで、ある日殺し屋を送り込まれます。 しかしセイラーは圧倒的な暴力で殺し屋を殴り殺してしまい、逮捕。 そして仮出所中に、ルーラとアテのない旅へ出ます。 暴力とセックスと死にあけくれる、野蛮で感情的で、愛のある旅。 ムカついたらとにかく殴れといわんばかりのセイラー。そして、セイラーを恨むマリエッタ。 とにかく破天荒で、爽やかにイカれたロードムービー。 なんつーか、映画の撮り方はハンパなかった。久しぶりに「こんな映画みたことねー」と強く思いました。 カメラワークが尋常じゃない。あと演出方法も普通じゃない。監督の脳みその中どうなってんの? とにかく、もうあっちの世界へ飛んじゃってるようなイカれた映画。 でも、これカンヌの賞とってるんですよね。だから楽しめると思ったけど、俺はイマイチだった。 どうも、俺は外国のロードムービーは苦手みたい。 |
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これは良くも悪くもやっちゃった感のある映画ですよ! 少女ドーンは、激しくブスです。相当なブスです。 学校ではロッカーに盛大に落書きをされファックと書かれ、教室ではブスブス言われ、教師にも嫌われている。 母親は可愛い妹をえこひいき。ドーンが何かすれば飯はくれないしケーキは妹へ渡る。兄と父は家族に無関心。 しかしドーンは弱いヤツじゃない。妹がえこひいきされれば、妹の人形をノコギリて切るし、まわりの人間には反発する。 そんなドーンは、兄とバンド組んでいるスティーブに恋をします。 そしてストーカーに近い形でスティーブに近づく日々。しかしそんなドーンに近づく一人の男がいます。 その男はいつもドーンをいじめているのですが、好意をよせているみたいで、ある日「レイプしてやる」と言ってきます。 ブスな自分。大好きなスティーブ。どうやら自分を好きらしい男。でも彼はレイプすると脅してくる。 そしてある日、ドーンの小さな悪意のせいで、妹は誘拐されてしまいます。 すごいですね。よくここまで書ききれますよね。 ドーンはブスで性格も悪いのですが、けっこう前向きというか、ねちねちしているんだけどめげないところが共感を持ててよかったです。 これがただのブスでねちねちして根暗だったら、つまらない映画になってました。 ブスな女が主人公のストーリーとしては良いんじゃないでしょうか。 ただ、ラストはイマイチだったなぁ。 |
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はふん。五十五本目。 十一歳のジェスは、貧乏な家に住み両親は口うるさく、学校ではイジメられるという満たされない日々を送っていました。 唯一の取り柄は絵を描くことくらい。でも、生意気な妹は自分のスケッチブックにイタズラ描きをするし、楽しくもなんともない毎日が過ぎていく。 そんなある日、レスリーという少女が隣に引っ越してきます。 ジェスとレスリーはすぐに仲良くなり、家の近くにある森へ毎日遊びに行き、そこで小屋を造ります。 二人だけの秘密基地で二人は楽しい時間を過ごしました。 そしてジェスとレスリーは、この森を「テラビシア」と名付け、妄想の国を作り上げます。 襲いかかる巨人や喋る鳥。それはあくまでも妄想にすぎません。二人はあくまでもつまらない日常を生きていて、このファンタジーな妄想は現実にはなりえません。 でも、二人にとってテラビシアは永遠なのでした。 しかし、レスリーはある日、森の川で溺れて死んでしまうのです……。 良いファンタジー映画でしたね。 ジェスとレスリーは日常を送っているだけのですが、森にいる時は素晴らしい想像力によって巨人を生み出し敵を作り、時には味方となるハチの兵士と一緒に戦います。 森にいる時だけが満たされていました。 学校では、トイレの前に陣取り通行量をとる女はいるし、ジェスの父親はガミガミうるさいし……。 でも、森での生活によって、二人の日常は徐々に素晴らしいものになっていく。 普通の日常とファンタジーのお話ではなく、日常と妄想っていうのが面白かったです。 |
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ほいほい。なんか有名な作品だから観てみたけど、ただエロいだけで意味分からなかった。 まぁ、言いたい事は伝わってきたと思うけど。 エマニエルは、夫のジャンと過ごすために赴任先のタイへ行きます。 美人なエマニエルですが、彼女は退屈な日々にうんざりしていました。 しかし魅力ある彼女は、いろいろな男と体を重ね、自分自身の性の開放に喜びを感じていきます。 これまで閉ざされていた狭い自分を解き放つ性を通じて、エマニエルは新しい自分を見つけるのです。 10分に1回くらいエロシーンがありました。 この作品のテーマは「性の開放」ってことなんでしょうか。 夫が自分を束縛をしないからこそ、どこか退屈で刺激がなく、つまらない日々が続いている。 しかし彼女のまわりにいる男達がエマニエルに新しい性を教えてくれる。 なにより、ビリーという女との出会いが彼女の人生の価値観を変えてくれました。 男が観るより、女が観た方が面白いと思います。 |
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わっしょいわっしょい五十三本目! これは色んな意味で凄い映画だった。 つーか子役がマジでヤバイ。ガチで泥だらけのミミズ食ったりナイフ片手に走り回ったり、世界で一番演技がうまくガッツある子役でした。 でも、監督ちょっと暴走しすぎ! 戦時中のベルギーが舞台。 ミーシャ一家はユダヤ人で、ひっそりと支援者の家に隠れ住んでいました。 しかし、ついに両親はドイツ軍に連れて行かれます。でもミーシャは支援者によってなんとか助けられる。 ミーシャは一時はその支援者の家に匿われますが、その家の母親がとても嫌な人でした。 唯一の善人は父親と、近所に住んでるおじいちゃん。 でも、やはりユダヤ人を匿うには限界がある。そのことで家の人達がもめているのを見て、ミーシャは家を抜け出します。 おじいちゃんにもらったコンパスと、「東へ行け」という言葉だけを頼りに、両親が連れて行かれたロシアへ向かいます。 ミーシャは森の中をさまよいます。時にはミミズを食べ、うさぎを食べ、そしてオオカミと共に東へ目指します。 そしてなんとかウクライナへたどり着くのですが、両親には出会えない。 ミーシャは結局ベルギーに戻るのですが……。 凄い映画でしたね。だって小さな子役がミミズ食ってるんですから。 で、ひたすら森の中をさまよう描写で進みます。これヒューマンドラマじゃなくてサバイバルものかと勘違いするところでした。 オオカミが捕まえたイノシシの生肉をくらい、虫を食べ草を食べなんとか森の中を歩く。そこまでして会いにいきたいのかぁとしみじみ思いました。 ただ、ちょいと監督暴走しすぎ。半分くらい森の中でオオカミとたわむれてるけど、あれはユダヤとか戦争とどうつながるのか。 オオカミを通じて言いたいことは死ぬほどよく分かったつもりだけど、あれはやりすぎだよなぁ……。 |
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もーふもっふ五十二本目! これは心に染みる感動映画です! 二十五歳の時に事故で首から下が動かなくなったラモンは尊厳死を求めています。 何十年もの間、ベッドに寝る日々。そんなラモンを嫌な顔せずに世話してくれる家族に感謝しつつも、自分なりの尊厳ある死を求めて世間と戦っています。 家族は、彼の気持ちに答えてあげたいとは思っています。しかし兄は断固反対。 それでもラモンは世間に尊厳死のあり方を訴える。 そんなある日、ラモンの元には弁護士の女性がやってきます。ラモンは彼女と距離を近づけていきます。 しかし、ラモンにストーカーのように迫り来る女もあらわれてしまいます。 色々な人々に囲まれながら尊厳死を求める日々でしたが、ある日大切な弁護士の女性までもが下半身が動かなくなってしまう。 実は、ラモンは彼女と「尊厳死をするとある計画」を考えていました。しかしこれでは計画を実行できない。 しかし、目の前にはストーカーのように迫り来る女がいるわけで……。 ラストでラモンは、ビデオカメラの前で毒を飲み、死にます。 ラモンは尊厳死を達成するのです。 しかし当然尊厳死は世間に認められない。でも彼は自分なりの死を求めている。 でもラモンにとって尊厳死は自由であり自分らしい生き方なのです。 自分らしさとは? 自由とは? 死とはなんだろう? と、色々と考えてしまう映画です。 これは良い映画です。是非見るべき! |
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はふんはふん五十一本目! これは良い映画だったなぁ。レオナルド・ディカプリオとジョニーデップの競演作です。 ギルバートは一度も町から出たことがない。 そして弟には知的障害者のアニー。父親が自殺したショックから立ち直れない母親。そして妹が二人います。 ギルバートはとてつもなく優しく、アニーのお世話をする毎日です。アニーがどんなことをしても怒らずにお世話する。むしろ、アニーがとんでもないことをしてまわりに迷惑をかけると、怒るどころが僕が悪いと思ってしまうような善人です。 そんなある日、ギルバートはベッキーという女と出会います。 そして執拗に迫ってくる知り合いのおばさんやその夫との関わりも含めて、ギルバートには自由がない。 なにより一番自分を不自由にしているのはアニーそのもの。 しかし、ベッキーとの出会いからギルバートは自由を求め始めるのですが……。 良い映画でした。 つーかレオナルドディカプリオとジョニーデップの演技がうますぎる。ハンパない。 知的障害者のアニーにキレることなく世話するギルバートは優しすぎる。 でも優しすぎるがゆえに、まわりにはその優しさを理解されない。 母親にはしっかりしろと言われる始末。 ギルバートはそれでもアニーの面倒を見続ける。 でも、やっぱり自由がほしい。そしてラストでは家を燃やして町を出る。 とても感動出来る映画です。これは良作! |
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